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映画「Flowers-フラワーズ-」の試写を観てきました…
とにかく豪華キャスト。
これだけの女優がそろうのも、そうそう無いでしょう。それを観るだけでも、価値はあるのかもしれません。
また、この話は、親子孫の3世代にわたっての話になっています。したがって、どの世代の人にも共感できるポイントがあるために、親子でも見れるかもしれません。
親子で見るのも良いのかもしれません。世代世代のいろんな女性が登場しますので、自分やお母さんやおばあさんが、どれかに当てはまるかもしれませんよね。この作品を通して、本当は、どうだったの?という話が、出来るかもしれません。
男性の方は、これをみて、母親は、こうだったのかな?とか、嫁さんは、こうなのかな?とか、自分の周りに合った出来事を思い出して、自分の周りのことを再認識することも良いでしょうし、女性ってこうなのかな?といくつかの例として勉強するのも良いのかも知れません。
男性と女性では、感じることが、やっぱり違うので、なかなか理解できません。それをこういう女性が主人公になっている作品を通して、少しでも理解してみるってのも、良いのかも知れません。
正直、おがわは、試写室にも係わらず、泣いちゃいました。おじさんなのに…。女性でも、男性でも、泣ける作品になっています。
話は、昭和11年の春から始まります。
嫁入り道具を整理しています。でも、凛は、本を読んだりして、なんだか、嫁入りのイベントに対し、よそよそしいです。嫁入り先のお父様が、ご挨拶に着たのですが、うまく挨拶が出来ず、父親に叱られます。父親は、お母さんに対し、お前のしつけがなっていないからだ!とカンカンです。それに対し、凛は、申し訳ありませんでした。と謝ります。
当時は、許婚の所に嫁入りするということは、普通の話だったようです。しかし、凛は、女学校で勉強していたため、親の言いなりで良いのか?もっと違う生き方があるのではないか?と今の流れが、納得いかない様子です。
その気持ちを父親に、嫁入り当日の朝にぶつけてしまいます。流石に、そこは、母親が、凛のほおをぶちます。
何かの糸が切れた凛は、花嫁衣裳のまま、その場から走り去ります。
時代は飛んで、平成21年5月の雨の中、走る奏(かな)。
コンサート会場に向かいます。奏は、ピアノの担当のようです。
コンサートが始まります。中央に置かれているピアノに、奏は、歩み寄ります。
…
コンサートが終わり、化粧を取って…。
どうやら、おなかがもやもやするようです。
と、そのとき、携帯がなります。父親からでした。おばあさんが良くないと、呼ばれます。
おばあさんは、亡くなったようです。92歳ということで、大往生でした。お通夜には、親戚連中がそろっています。そこには、奏も佳も帰ってきています。葬式のタイミングというのは、親戚連中が集まり、お酒も入るので、いろんな話が飛び出します。
「二人の母親のことを、佳は、知らないこと」や、「奏は、ピアニストとして東京でがんばってて、なかなか田舎に帰ってこない」とか、「佳は、二人目は、いつか?」とか…。ま、セクハラです。
奏は、その空気になじめなくその場を離れるのですが、彼女は、自分なりの岐路に立たされているようです。
ピアニストとしての限界を感じていて…。一方、その間に、妹は、結婚し、子供をもうけ、「女性として」幸せのようです。
奏は、また、おなかがもやもやして、そこを立ちます。そして、玄関で、タバコを吸います。
佳も、そこに、来ました。彼氏さんのことを聞きましたが、奏は別れたようです。タバコは、やめた方がいいよと佳は言います。彼女には、奏の妊娠は、解っているようです。
これからどうするの?の問いに、奏は、わかんない…としか答えられませんでした。
昭和44年7月…。
翠(みどり)は、プロポーズを受けます。
結婚して家庭に収まるという考えが、彼女は、納得できず、怒ってしまいます。
そもそも、彼女は、竹を割ったような性格で、男性の多い出版社でバリバリ働いています。担当している作家さんも、エロ小説の作家さんですし、職場で、「女のくせに…」という言葉には、敏感に反応して、手をあげたりしてしまいます。上司からも「男とか女とか以前に面倒くさいな、お前は…」などと言われてしまいます。
例の彼氏にも、やっぱり「仕事なんかやめて…」とか言われちゃうので、やっぱり、怒ってトリスバーを後にします。当然、自分の分の御代は、置いていきます(笑)。
翠は、休暇で実家に帰ります。姉の薫がもう来ていました。
その日は、縁日かあって、二人は、出かけますが、帰りに用水路に飛ぶ、蛍を見ながら、薫は、あの人は、こんなところにいるのだろうか?と主人を思い出します。
新婚旅行のこと、そこでの出来事。でも、今では、一人でしか、思い出を刻めない。前いたあの人は、もういない。
そんなことを思い出したりして、薫と翠は、縁側でビールを飲みます。翠は、薫に、結婚っていいものなの?と問います。結婚しても、主人に先立たれて一人でいる薫ですが、いいわよ。とっても。と返します。翠は、整理がつかなくなって、泣き出してしまいます。
翠の面倒くさいところは、母親の凛の性格とそっくりです。薫は、翠にこの言葉を贈ります。「人を愛するってすごい事なのよ」と。
だから、翠の好きで解らなくなって泣いちゃうことって…うらやましいようです♪
話は、また、現代の凛さんのお葬式の場。
奏は、父親にタバコを取り上げられ、捨てられます。タバコは、やめろ、体は大事にしろと。奏、佳の母親が、佳を産むって決めたとき、喜んでいたそうです。そうして、今、佳がいて、その息子がいて…。そうやって、人の命は、つながっていく…。
そのあたりから、それぞれの時代の女性たちが、次々と「自分」らしく決断をしていきます。
やはり、親子孫3世代の話をしているので、結婚やら、出産、別れなど、人生の上での大きな事件?が描かれていて、共感する箇所は、いろんなところにちりばめられています。
私も、いろんなことが、被ってしまって、ついつい泣いちゃいました。
「…小さくなっちゃった」
おがわも、おばあちゃんを亡くしました。火葬の後、骨を拾うのですが、なんか、ものになっちゃって…。なんだか、とんでもない距離を感じて、周りには、家族、親戚がいるにもかかわらず、なんだか、孤独でした。
その知らせを受けたのも、母親からの携帯への電話でした。通勤途中に電話が鳴ることなんか珍しいし、つい、綾瀬駅で降りて、留守電を聞きました。…。
結婚…。
これは、自分の結婚もありますが、自分の娘の結婚にも被せてしまいました。どう思うのかな?素直な気持ちを言えるのかなとか。
そうそう、おがわの結婚式の時には、親父の友達たちで、「同期の桜」を歌っていました。結婚式の場で、死ぬとか散るとかは、どうかと思いますが、彼にとっては、その詩が同世代の共通言語だったのかもしれません。何だか、あの頃、みんな軍歌ばっかり歌っていましたね。近所のおじさんたちは…。
やっぱり、そんな枠にはめられた世代が、送り出す結婚式なので、型にはまった結婚式でした、確かに。
子供…。
たびたび、このブログでも書いていますが、本当にすばらしいです。結婚も、他人が一緒に住むって事でしかないかも知れませんが、それも、すばらしいです。違う人格の人間が、一緒にいるだけで、二人分の人生で、目の前のことに当たれるんです。これって、すばらしいです。うれしい機会が、倍になります。悲しいことは、半分になります。
それが、子供が出来ることにより、また要素が増えるわけです。3倍になり、3分の1になる。結婚は、大人同士でしたが、子供の成長は、大人の成長よりも、当然急激なので、先週と今週が違うこと言っていたりして、それもすばらしいです。
子供の成長って面白いです。
そんな子供を産んじゃう「女性」ってすごいなぁと思うわけです。
だって、それは、男性には、出来ないことです。そう、女性って、人間を作ることが出来るんです。それってすごい。
そんな命を宿し、人を生むことが出来る女性と、一緒に、家庭を作って…。
なんか、面白いですよ。結婚って。家族って。
女と男がいるって事も。
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映画は、6月12日土曜日からです。ぜひ、劇場へ♪
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では、また。
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他 フルアニMAX…の店長 小川和紀