アニメの電子コミックの携帯サイトアニコミMAXをやっています。
当店で主作品として扱っているアニコミってのは、アニメコミックの略でフィルムコミックとかとも言われている、アニメベースの電子コミックなんですね。
前回、「アニコミは大変〜競争率200倍の狭き門を潜り抜けてきたセル画たち〜」としてアニメの作品の1パート2万カットのうち100カットくらいしかアニコミで使用されていないというショッキング(!?)な、お話しをしました。
今回は、その続きです。
100カットを選り抜くって大変なんですよって話しです。
当然、200枚毎に1枚抜くなんてことでは、話が通じないのは、理解できますよね?
で、みなさん、アニコミを無料立読みとかしてみて、お気づきもしくは、感じないと思いますが、見てて、そんなに、違和感無いですよね?多分、コミックの経験、コミックベースの電子コミックの経験がそうさせているのだと思うのですが…。
つまり、話が通じるように、コマを抜いているわけです。…当たり前っちゅうと当たり前なんですけど。
200枚のカットを前にして、カットして良いコマ、カットしたら話が通じなくなるコマを抽出していきます。
実際、ケータイで、指でボタンを押しながら、読んでいることを想定して、コマとコマの間の間が長くないか?短くないか?っていうテンポ感も考えます。
ってことで、まずは、アニコミを作るに際し、シナリオライターが登場します。12分のパート、つまり2万枚のコマを100枚のコマでどう表現するのかを考えていきます。
2万枚の紙芝居から100枚の紙芝居を作るって感じですね。
ここで、制限があるのは、ファイルの容量なので、コマ数が多く欲しいときには、ファイルの圧縮率を上げて…相対的に画質を落として、コマ数を上げることもあります。
逆に画像のクオリティを上げたいがために、圧縮率を下げずに、コマ数を減らすこともあります。
そのあたりは、制限のあるファイル容量のなかで、どう表現するのか?のせめぎあいです。
ね?メンドくさそーでしょ??
その他にも、悩ましいことが、いくつか存在します。
続きは、また次の機会で…。
そんな2万枚から抽出された100枚を次々めくって見ていると思えば、アニコミ読んでいるときの、ワンクリック、ワンクリックが有難く感じてしまいますよね。
是非、シナリオライターが生みの苦しみを味わった作品をご覧ください。
実は、そのあたりを私の生声で熱く語った番組がありまして…
3月24日に生放送した「みんなで参加!時東ぁみのアニコミMAXワールド」を、オンデマンド放送してます。…アニコミや、アニコミMAXの裏話が聞けます。
放送期間は、4月23日月曜日まで。
前半の
・「熱血!!小川店長「アニコミMAX」を熱く語る!!」
・ハロさんの「アニコミMAXも出展していた東京国際アニメフェアのレポート」
・「熱血!!小川店長が激白!!「アニコミMAX」制作丸秘裏話」
が流れます。
※後半のプレゼント大会に関しては、生のお客さんとのコミュニケの時間なのでカットしています。
もし、周りに見逃したっ!と悔しい思いをされた方がいらっしゃいましたら、教えてあげてくださいね。
期間限定なので、お見逃しなく…。
では、また。
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アニコミMAX店長 小川和紀